Solana(ソラナ)/仮想通貨SOLとは?特徴と将来性

Solana(ソラナ)/仮想通貨SOLとは?特徴と将来性

現在、move to earnで知られるSTEPNや、世界最大NFTプラットフォームopenseaにソラナ(SOL)での決済が導入されるなど何かと話題な「Solana」ですが、いったいソラナとは何なのか紹介していこうと思います。


Solanaとは?イーサリアムキラー?

Solana(ソラナ)とは

Solana(ソラナ)とはブロックチェーンプラットフォームの一種です。ブロックチェーンプラットフォームで一番有名なものはEthereum(イーサリアム)です。

そしてソラナのブロックチェーン上で使用されるネイティブトークンがSOLです。EthereumでいうところのETHです。

このSolanaが現在注目を集めている理由はその特徴にあります。

Solana(ソラナ)の特徴

イーサリアムキラーと呼ばれる所以のSolanaの特徴を4つ紹介します。

1.処理速度がとても速い・手数料がとても安い

SolanaにはPoH(プルーフオブヒストリー)という仕組みを持ち、他のチェーンが持つスケーラビリティ(簡単な説明は後に記述)問題を解決しています。

ビットコインで使用されているPoW(プルーフオブワーク)などは取引が行われた場合、その取引情報が合意される必要がありますが、PoHではその手間が省かれるため取引時間・コストの削減が実現されます。

他のチェーンの取引速度と取引コストを比較してみると差がよく分かります。


イーサリアムやビットコインはユーザー数が多くなりすぎて、処理能力が追いつかなくなる「スケーラビリティ問題」を抱えていますが、Solana(ソラナ)はその問題を克服しています。

いつの時代もユーザーは早くて安いサービスの方が嬉しいですよね、正直『ガス代高!』ってなりますからね、その問題を解決しているSolanaが「イーサリアムキラー」と呼ばれるだけありますね。

2.ステーキングができる

ビットコインなど多くの仮想通貨では、安い時に買って高いときに売るという売買による差額で利益を出す「キャピタルゲイン」が主ですが、Solanaの場合は、SOLを保有しブロックチェーンに参加すれば報酬をもらえる「ステーキング」ができます。

利息の高い銀行のような感じです。保有しているだけで報酬がもらえるのは魅力的ですね。

3.他のブロックチェーンと相互運用可能

今までのブロックチェーンは他のチェーンと連携することはできませんでした。そのため、1つのチェーン上で様々なDApps(チェーン上のアプリケーション)を開発し、成長させてかなければなりません。ですが、Solanaは相互運用性(インターオペラビリティ)を持っているため他のブロックチェーンのDAapsと連携することが可能です。

相互運用できるメリットは、イーサリアムなど多くのユーザーがいるチェーンに連携することで、多くのユーザーがSolanaにも流入します。そして、ユーザーが増えることでデータの改ざんがしにくくなり、Solanaのセキュリティー面も強くなります。セキュリティーが強いのは最終的にユーザーにとってメリットになります。

また、前述の通り、Solanaは処理速度の速さや手数料の安さに強みを持っているため、他のチェーンはSolanaと連携し、Solana上で処理を行うことでスケーラビリティー問題を解決できます。

実際に仮想通貨をイーサリアムのチェーンからSolanaのチェーンに相互に行き来させることができるブリッジ機能「Wormhole」というプロトコルが開発されました。

今後イーサリアム以外のチェーンでもSolanaとの連携需要も伸びて、Solana自体の価値も大きくなりそうですね。

4.1000以上のプロジェクトと連携

前述の通りSolanaは様々なサービスと連携しています。

2022年3月28日時点では、solanaのエコシステムは1562個のプロジェクトと連携しています。

連携需要がかなり多いことが分かりますね、、

(個人的に、ブロックチェーン上に1562個以上ものプロジェクトがあることにも驚きました、、)

参照:Solana

これまでのSOLの価値変動

これまでのSOLの価格変動と主な動きは以下の通りです。

参照:CoinMarketCop

①ステーキキングサービスの開始

2021年の2月にステーキングサービスを開始したことにより価格がSOLの価格上昇しました。

②イベントでエアドロップ(仮想通貨無料配布)

2021年2-3月に分散型取引所(DEX)の「Serum」との共同DeFiイベントでエアドロップが行われ、認知度アップの機会になりました。

③様々なプロジェクトのローンチ

Solana上のステーブルコイン同士を交換できるAMMの「Saber」やNFTマーケットプレイス「METAPLEX」など複数のプロジェクトがローンチされ注目度が上がりました。

④イーロン・マスクさんの発言

電気自動車メーカーテスラのイーロン・マスクさんが「テスラ車のビットコインによる購入を認めない方針である」ことを発表し、仮想通貨全体が下落しました。SOLもその影響で価格が下落しました。

(1人のセレブリティの発言で市場が動くなんて、どれだけの発言力があるんだ、イーロンさん、、)

⑤NFTプロジェクトを行う

NFTプロジェクト「Degenerate Ape Academy」を立ち上げ、そのNFTアートを購入する為にはSOLが必要になるため、SOLが多く買われ価格が上昇しました。

(映画SINGに出てきそうなゴリラ?サル?の絵です)

⑥オミクロン株発見・米の金融引き締め

2021年11月のオミクロン株の発見や2020年末に米国が金融引き締めを急ぎ、その影響で仮想通貨全体も急落しました。Solanaも漏れなく価格が下落しました。

現在は下落から回復の兆しがあります。

Solana注目アプリケーション

歩くだけ!Move to Earnの「STEPN」

参照:STEPN

STEPNはNFTスニーカーを購入し、アプリをオンにして歩いたり走ったりすることでGSTというコインが貯まっていくという「Move to Earn」のSolana上のアプリです。

スニーカーの種類にはWolker、Jogger、Runner、Trainerの4種類があり、それぞれ時速やGSTを稼げる量も変わり、自分に合う速度のスニーカーを選びます。

リアルとブロックチェーンが連動した面白いアプリですよね。

現在このスニーカーを買うには日本円で10万円近くするので、始めるには少しハードルが高い気もしますね。ですが、ハードルを越えればあとは原資回収までは時間がかからないようです。

Solana上のアプリケーションの中にはPlay to Earnの「Aurory」や「StarAtlas」が注目されています。
これからもSolanaの取引時間や手数料の強みを生かしたアプリケーションが出てきそうですね。

イーサリアム上のDEX「SushiSwap」と統合

参照:Sushi

大きい連携の1つとして、SushiswapとRaydiumの連携があります。

Sushiswapはイーサリアム上のDEX(分散取引所)です。Sushiswapはイーサリアム上にあるため、スケーラビリティー問題を抱えていました。

そこで、Solana上にあるDEX「Raydium」と連携することが発表されています。

SushiSwapのユーザーは、SusiSwapのUI上のBonsaiという新しいページからSolana上にあるPoolを使用することができます。

この連携が行われることで、Solana上で取引が増え、価値が上がりSOLの価値上昇になることが予想されます。

この他にも主要なアプリケーションとの連携がありそうですね。

NFTマーケットプレイス「Magic Eden」が世界2位

参照:Magic Eden

Solana上のNFTマーケットプレイス「Magic Eden」が世界1位の「Opensea」に続きユーザー数2位になっています。

Magic Edenは約32億円(2700万ドル)の資金調達を行ったことを発表しました。

Solana上に立ち上がるそれぞれのアプリケーションが大きくなり、イーサリアムを超える日が来てもおかしくなさそうですね。

Solanaの購入の仕方

今までSolanaは国内取引所で扱われていませんでしたが、現在唯一「Liquid」で購入することができます。

2022年3月28日時点では1SOL=13,637円で取引されています。

今回は何かと話題になるSolana(ソラナ)について紹介しました。

Solanaってなに?という方にも70%くらい分かりやすく伝わっていたら嬉しいです、、

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